2014年02月17日

(財)全国食生活改善協会の活動【これがアメリカの小麦戦略だ!(8)】


さて、粉食奨励をするにはどんな方法がいいのでしょうか?
それはなんといってもパン食なのですね?

キッチンカーをで洋食を普及させたのは
厚生省の外郭団体である、
「(財)日本食生活協会」でした。

パン食普及のために活動したのは、
農林省の外郭団体である、
「(財)全国食生活改善協会」なのでした。

なにやら似たような団体名ですね?
では、全国食生活改善協会が行った活動とはどんなものだったのか?

製パン技術の普及でした。
要するにパン職人養成講座を開いたのです。
初めは東京で行いました。
全国からパン職人が数十名集まりました。
アメリカ人パン職人による講習でかれらは
アメリカ式製パン技術を学びました。
それだけではありません。学んだ職人達は、
自分の地方へ戻ってそこで、
アメリカ式製パン講習会を開くことが
義務づけられていたのです。
初年度の1956(昭和31)年だけでもなんと
全国200会場で、一万人のパン職人が
アメリカ式の製パン技術を学んだということです。
そうやって、アメリカ式製パン技術は
アッというニッポンを席巻した、
ということなんですね。
しかも、これの活動資金として、
3,882万円がアメリカ側から提供されていたのです。

全国食生活改善協会は翌年1957年にも
アメリカからの活動資金提供を受け(7,330万円)
パン食普及を推し進めるのでした。

パンの業界団体である、
【全日本パン共同組合連合会
(以下「全パン連」・昭和31年設立)】は
この資金の一部を活用して、
「全国パン祭りキャンペーン」を企画し、
新聞、ラジオ、テレビはもとより、宣伝カー、
宣伝セスナ機までをも使って、全国的に
パン食普及の大宣伝を行うのでありました。

(財)全国食生活改善協会による
これら一連の活動によって、
めでたくも(?)日本には完全にパン食が
定着していくこととなりました。

現在の日本の状況を見たらそれは明かですね?
米の消費量は減り続けてきました。

しかしながら、
全国食生活改善協会だけではなかったのです。
パン食を奨励したのは。

その話はまたあとで。

【参考文献】
アメリカ小麦戦略と日本人の食生活








posted by 的浜 癌爺 at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月11日

続・米叩き【これがアメリカの小麦戦略だ!(7)】


大磯氏の論理を紹介するのは
前回でおしまいにしようと思っていたのですが、
あまりにも憤りを感じてしまったので、
今回も紹介します。
この記事は【これがアメリカの小麦戦略だ!】
ということなので、アメリカが仕組んできたことだ、
ということを十分に知っていただきたいからです。
再び大磯氏の著書『栄養随想』(昭和34年、医歯薬出版)から引用します。
(青字が引用)

この因は、この果を生み、米を食う習慣は
貧乏と一つの環をなして回転しているように思われる。
東南アジアにすむ10億の、米を作り米を食う民族は、
等しくこの運命にさらされていると思う。

この人たちは、あまりにも米中心の食生活のため、
そこから必然的に生まれてくる栄養欠陥を身につけて、
体力は欧米の小麦食の人々に劣り、寿命は短く、
乳幼児の死亡率は高く、結核やトラホームなどの慢性病、
また胃の酷使による胃腸病は著しく多い。
その上精神的にもねばりの強い積極性を欠き、
発明、発見、工夫なども残念ながら欧米人よりも少ない。

私どもをはじめ、東南アジアの各民族、
これらはみな米を中心とした食事をする民族であるが、
これらの民族が、今後地球上で西欧の民族と肩を並べて
繁栄していくためには、どうしても、この米との
きずなをどこかで断ち切らなければならない。

従ってできうる限り米食を減じて、
進んで小麦食を併用することに努め、
自然と食生活上の栄養的な工夫を
身につけるよう心がけるべきだ。

大磯氏の思惑通り、今や日本人は米離れ。

「ご飯は残してもいいからおかずは食べなさい」
と言う親、先生達。
「ご飯は太るから食べない」という若い女性。
「ご飯は糖尿病になるから食べない」という
メタボ気味の男性。
「血糖値上がるからご飯は(だけではなく小麦食品も)食べない」という糖尿病患者。

さて、日本人は元気になったのでしょうか?

最後に参考文献から引用します。(青字が引用)

これ(大磯氏の文章)が戦後の
「栄養改善運動」を指導した立場の人の見解
だとすると、戦後世界に類をみないほど急速に
食生活が欧米化した理由がよく理解できる。
日本人の食生活を何が何でも米から麦へと
転換させたかったのである。
改善運動の柱の一つは粉食奨励策で、
日本にパン食を根付かせることでもあった。
日本ではほとんど産出されないパン用小麦(強力粉)
だけに、全量を輸入に頼らねば不可能という
粉食奨励策は正しい運動の進め方であろうか。
改善運動の結果、日本人は今
欧米型の病気に苦しんでいる。

【参考文献】
アメリカ小麦戦略と日本人の食生活






posted by 的浜 癌爺 at 21:20| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月01日

早期発見・早期治療が必ずしも治ることを意味しない


癌の話ですけどね?

「診断を受けて病巣が発見されたら、
治療をすれば命が助かるという思いこみを
することが多いのではないだろうか」

と述べるのは*横田哲治さん。

筑紫哲也さんは早期発見・早期治療を
されたけど、1年半で帰らぬ人となってしまった。
緒方拳さんはその逆で、三大治療はせず5年生き延びた。

「なんで治療を受けなかったのか。
受けていたら治っていたかもしれないのに」

と考える人もいたことでしょう。

でも、癌の三大治療を受けていたら、
俳優としての活動はできなかったことでしょう。
私がもし癌にかかったとしても三大治療は受けません。

癌医療で一番大切なことは、
癌にかからない為の予防医学なのですね。
でもほとんどの医師は教えてくれません。

「出典」



横田哲治:「食の安全を考えるネットワーク」代表
http://www.janjanblog.jp/user/fsn/fsn/
posted by 的浜 癌爺 at 21:57| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月23日

フライパン運動【これがアメリカの小麦戦略だ!(5)】


テーマ:正しい食育ってなに?(3408)
カテゴリ:食事について

キッチンカーではどんな料理を紹介したのでしょうか?
当時の献立を見ると、

「トーストとパンと中華風サラダ」

「冷拌麺類蒸し薯(リャンパンメンムシイモ)」

「フィッシュサルシャード(魚の油焼き)」「カレーピラフ」

「ほうれん草のバターいため」

「四宝涼拌(スーパオリャンパオ)」

「茄子のフリッパアー(茄子を縦割りにしてハムをはさみ、
卵、牛乳、小麦粉をといたものを付けて油で揚げる)」

などなど。
要するに油をふんだんにつかった料理ですね。
それからカタカナ食品も紹介されました。

「ピラフ、シチュー、カレーライス、ハヤシライス、
ホットケーキ、スパゲッティー」

などなど。

参考文献にはこう書いてあります。(青太字が引用)

カタカナ食品は多くは日本の伝統的食品ではなく欧米流の料理であり、それが近代的で望ましい食生活のあり方だと説明を受けると、主婦達はなるほどと思ってしまうのである。

なんでこのように油を使った料理になったのでしょうか?
それはアメリカ側が条件を出したのですね。
とはいえ、あまり多くの条件は出しませんでした。

「献立の中に必ず小麦と大豆を使うこと」

たったこれだけだったのですね。単純です。巧妙です。
小麦っていったら粒のまま炊いて食べるわけではありませんね?
粉にしてそれから食品を作ります。それは何でしょう?

パン、麺類、パスタ、ホットケーキ、ドーナツなどなど。
大豆は煮豆にしたり、納豆、豆腐だったら日本の伝統食ですが、
そういう食べ方じゃなくて、大豆油としての使用だったのです。

そこで「フライパン運動」が展開されたのです。
前述の献立には中華料理も含まれていますね?
中華料理は油を使うのが多いので大いに取り入れられたのです。

フライパンって現在ではどこの家にも一つや二つはあるでしょう?
ところが昭和30年頃の日本の家庭にはほとんど無かったそうですね。
そこでフライパン運動を展開した。
フライパンがなかったら油料理ができないからね?

当時の厚生省大磯敏雄栄養課課長は以下のように語っています。

「まあ、みんなビックリしたんでしょうな。
ご飯と味噌汁、それに漬物くらいしか食っていない
時代だったからね。
地元の新聞には毎日の運行予定表まで載るし、
とにかく引っ張りダコでした。
あの車が通過したあとはかならず八百屋が困る
という話までありましてね、つまり、皆が皆
キッチンカーで覚えた料理をその晩に作ろうとするものだから、
同じ材料ばっかり売れてすぐに品切れになって
しまうというんですよ」(『アメリカ小麦戦略』より)

もう鼻高々ですね?

納豆で痩せられるとテレビで報道されるや納豆が店頭から姿を消す、
バナナもしかり。
それ以前にも、高野豆腐とか、粉末寒天が品切れになりました。
ああ、日本人のこの習性は今に始まったことではないんですね。

さて、ここで終わりにしようと思ったけど、
大磯敏雄氏の鼻高々発言を続けましょう。

「何もアメリカの片棒かついだわけじゃない。
私はむしろアメリカの金をせしめて、
日本のために使ったんだから、うまいことやったもんだ
と思っているくらいだ。
日本人の栄養改善は絶対にやらねばならなかった。
そりゃバウム氏は、小麦の宣伝に使ってくれと初めは言ったよ。
だけど私はね、日本人の食生活が豊かになれば、
自然に小麦は食うようになるんだから、
長い眼で見ろと言ってやったら、
バウムもオーケーと言ったんですよ。
だからキッチンカーはあくまで日本食生活協会が
日本人のために走らせているという形になったんで、
その証拠に、あれがアメリカの金でやってるなんて
気付いた人はまずいないでしょう。
だいたい宣伝というのは、やれ米が余ったから米を
食え方式のやり方じゃ、かえって反感を持たれるもんでね。
知らぬ間に効果をあげるのが本来のプロパガンダなんですよ。
(中略)
日本の食生活改善に果たした役割は測り知れんですよ」
(太字設定は野母伊)

最後に、参考文献から引用して今日はおしまい。

確かに知らぬ間に日本人の食生活は急速に欧米化していき、
今その弊害に悩んでいる。

【参考文献】
アメリカ小麦戦略と日本人の食生活
posted by 的浜 癌爺 at 20:20| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月21日

以前はそのピークは40代後半から50代でした


ところが今やそのピークが41歳になっているという。

「え? なんのピークなの?」

乳がんです。
乳癌にかかる人が低年齢化している、というのです。
管理栄養士の幕内秀夫さんは、

「この調子で行けば、まもなく30代が乳がん年齢の
中心になってくることはまちがいありません」

と述べています。
乳がんだけではありません。幕内さんは、

「子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮内膜症といった婦人科系の病気が急増。
これもまた、だんだんと患者の年齢層が下がっているのが気がかりです」

とも述べています。

この調子でずうっとずうっと行けば、乳がん年齢の中心は、
20代になってしまうのではないか? とも思ってしまいます。

「ではどうしたらいいの?」

はい。予防をすることです。

「どうやって予防するの?」

はい。まずは食事に注意しましょう。

1.3食ともご飯(米)をしっかり食べる。(パンは一週間に一度のお楽しみ)

2.牛乳は飲まない。乳製品(バター、チーズ、ヨーグルト、
 アイスクリーム、生クリーム、ホイップクリームなど)を
 出来るだけ避ける。
 
3.肉類、その加工品はハレの日のお楽しみに。

4.白砂糖、異性化糖を使ったスイーツを避ける。

5.副食にはまごわやさしいを食べる。

初めから全部実行することは難しいかも知れません。
まずは1番から始めて下さい。

「まごわやさしいってなに?」

はい。以下の歌詞をご覧下さい。

「まごわやさしい」 作詞・作曲:孫 雷太
 
1 まごわやさしい それはなに?
  みんなが食べると 元気になって
  頭も良くなる 食べ物
 
2 「まごわ」の「ま」はなに? それは「まめ」
  大豆 小豆 そら豆 黒豆 レンズ豆 ヒヨコ豆 血豆
  (他になんでも入れて下さいね。以下同じ)
 
3 「まごわ」の「ご」はなに? それは「ごま」
  ゴマ クルミ アーモンド 落花生 松の実 銀杏 ピスタチオ
 
4 「まごわ」の「わ」はなに? それは「わかめ」
  ワカメ モズク メカブ コンブ イワノリ ヒジキ オゴノリ
 
4 「やさしい」の「や」はなに? それは「野菜」
  大根 ニンジン キャベツ 小松菜 白菜
  カボチャ ゴボウ
 
5 「やさしい」の「さ」はなに? それは「魚」
  コウナゴ シシャモ ワカサギ ドジョウ ウナギ
  イワシ サンマ 
  (骨や肝まで食べられる種類を挙げました)
 
6 「やさしい」の「し」はなに? それは「シイタケ」
  シイタケ チタケ マイタケ エノキ エリンギ
  シメジ 松茸
 
7 「やさしい」の「い」はなに? それは「芋」
  ジャガイモ サツマイモ サトイモ 山芋 ツクネイモ 
  キクイモ ヤーコン
 
8 「まごわやさしい」 それはなに?
  ここの中には お肉はないし
  卵も 牛乳も 乳製品もない



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posted by 的浜 癌爺 at 17:41| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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